「この一球は絶対無二の一球なり」
- akistc1
- 2016年5月22日
- 読了時間: 2分
ちょっと昔の安芸のTシャツでこの言葉が書かれた物がありますね。

この言葉はテニス経験者であれば聞いた事があるかも知れませんが、
テニス未経験の保護者さんは知らない方も多いと思うのでちょっと説明します。
この「庭球訓」と呼ばれるこの言葉は、もともと早稲田大学テニス部OBの福田雅之助氏が大学の部員に贈った言葉です。
福田雅之助と言う方は、1922年第一回全日本選手権大会で優勝、デビスカップやウィンブルドン大会及びパリオリンピックに出場するなど、当時の日本テニス界を代表する選手の一人だったようです。
全文は以下の通り。
■□■□■□■□■□■□■□■□
この一球は絶対無二の一球なり されば身心を挙げて一打すべし この一球一打に技を磨き体力を鍛へ 精神力を養ふべきなり この一打に今の自己を発揮すべし これを庭球する心といふ
■□■□■□■□■□■□■□■□
松岡修造選手もウィンブルドンでマッチポイントを握る大事な場面で、この言葉を叫んでサービスを放ちベスト8進出を決めています。
↓この動画のちょうど1:00ほどの所でそのシーンがあります。
ここぞと言う場面、絶対にミスしてはいけない場面で、自分に言い聞かせているこのシーンは真剣そのもの。
今はバラエティー色が強くても、このプレースタイルはカッコイイですね!
また、ちょっと昔のアニメ『エースをねらえ!』において宗方仁コーチのセリフとしても登場するようで、松岡修造選手は『エースをねらえ!』に憧れてテニスを始め、海外遠征の間はいつも全18巻を荷物に入れて愛読しており、ウィンブルドンのセンターコートにも持ち込んでいたそうです(゚д゚lll)
今の子ども達には松岡修三選手の現役時代や、「エースをねらえ!」なんてアニメは全く知らないかもしれませんね(^▽^;)
でも本当にいい言葉だと思います。
練習も同じです。
ただ出された球を打ち返すのではなく、一球一球を真剣に、気持ちを込めて打つように練習して下さい。
「この子は一球一球が真剣だな」 「今のは気持ちが入っていたな」というのを、球出しをしている保護者さん達は皆感じています。
これから暑い日が多くなるので、体がバテてきた時は「この一球」を思い出し、打ち込んでみて下さいo(`・ω・´)o
Bình luận