大坂なおみ選手 グランドスラム初制覇!!
- akistc1
- 2018年9月11日
- 読了時間: 5分
ソフトテニスアジア大会の快挙に引き続き、硬式テニスでも歴史的快挙が訪れました!
大阪なおみ選手、日本人初の4大大会USオープン優勝(*゚ω゚)ノ

画像は公式サイトより転載
まさかこんな日が来るとは…。
ここで硬式テニスについて少しばかり豆知識をご紹介。
まずテニスのグランドスラムとは「国際連盟が定めた4大大会を指す総称」です。
その4大大会とは…
オーストラリアン・オープン(全豪オープン)
フレンチ・オープン(全仏オープン)
ウィンブルドン(全英オープン)
USオープン(全米オープン)
の4つになります。
(全仏と全英がヨーロッパなので、やはりテニス=ヨーロッパのイメージがわきます。)
こんな格式高い大きな大会が1年に4回あります。
今回のように優勝すると、「グランドスラム優勝」や「グランドスラム制覇」と言います。
となると…
狙ってみたくなりますよね。
4大大会全制覇。
これを
「グランドスラムを達成する」
と表現します。
もちろん年間でです。
当然この達成は困難であり、男女通じてシングルスで5人、ダブルス部門同一ペアに関しては3組しか存在しません。
ここ三十年以内では男子では出ておらず、女子では
ドイツのシュテフィ・グラフ
スイスのマルチナ・ヒンギス
が偉業達成者です。
名前ぐらいは聞いた事があるのではないでしょうか。
ちなみにウィンブルドンでは、白いウェアを着用する事が義務付けられ、伝統となっているので硬式テニスは白の上下と言うイメージにつながります。
更に試合内容についてもう少し解説。
4大大会は、女子が3セットマッチ、男子は5セットマッチ。
基本、ソフトテニスは1セットマッチ。
と言うか
ソフトテニスでは基本的に 「セット」 という言葉は使いません。
よく、「今の試合、1セットしか取れなかった」などとよく聞きますが、 「1ゲームしか取れなかった」の間違いです。
ソフトテニスで「1試合勝つ」状態が、硬式テニスでは「1セット」となります。
ソフトテニス目線で見た場合、男子では3試合分勝たないと相手に勝てません。
さらに余談ですが、全米オープン以外の4大大会では2セット-2セットで並んだファイナルセットはタイブレーク(ソフトテニスのファイナルみたいなもの)を採用しておらず、2ゲーム先行して勝たないといけません。
ソフトテニスのファイナルゲームのような2ポイント差では無いです。
2ゲーム差。
もちろん6G-6Gに追いつかれると、また2ゲーム差がつくまで…
この制度により、2010年に 6G-4G 3G-6G 6G-7G 7G-6G 70G-68G Σ(゚ロ゚;)
時間にして
11時間5分 (; ゚ ロ゚)
と言う歴代最長試合記録が生まれています。
ちなみに硬式テニスは200km/h近い速さで繰り出すサービスエースがある為、サービス側がとても有利です。
しかし、2ゲーム差を開いて勝つ為には、必ずどこかで相手サービス時のゲームを崩さないといけません。
これを「ブレイク」と言います。
テニスと言うスポーツは、上手ければ上手いほど、攻撃から開始できるサーブ側がとても有利です!!
しかも今大会、セリーナのファーストサーブ成功率は80%以上(; ゚ ロ゚)
安芸の子もいつまでもダブルフォルトをしていてはいけませんね(´;ω;`)
とまぁ硬式テニスの大変さが少しお分かり頂けましたでしょうか。
長々と前置きが長くなりましたが、今回の決勝戦、審判からのペナルティが入り、一体何が起こったのかわからないので、修造さんのHPで確認してみました。
松岡修造 OFFICIAL WEB SITE
~抜粋~
…
ここから事件が始まっていく!
警告1/コーチング! 審判がいきなりセレナに対しコーチングを受けたと1つ目のWarning
選手は、誰からも試合中にアドバイスを受けられない。セレナのコーチの両腕が動いていた。
真ん中に打てというような仕草に審判は感じたのであろう。これにセレナは怒りに怒った!
「私は何も指導されていないわ!」ものすごい剣幕で審判に抗議。会場全体からも審判にブーイング。
恐ろしくなるくらいの勢いだった。
抗議とブーイングの中、なおみさんは一所懸命我慢し冷静さを保とうとしていた。
そして試合が再開、いきなりセレナのサーブをブレイク!
だからこそでた・・・
警告2/セレナ怒りでラケットへし折る! 2つ目のWarning
叩きつけたラケットの音は凄かった。
それほど我慢できなかったセレナ。
その怒りは止まらない・・
4-3でなおみさんのサーブ。
その時、審判が両選手を呼んだ。
そしてスコアが5-3。
えっ、何が起こったんだ!
警告3/セレナの審判への態度に対しゲームペナルティ!3つ目のWarning
会場のブーイングがMAXに。
観客席にいた僕でさえもこのブーイングの渦が恐怖に感じたのだから、コート上にいたなおみさんはどれほどの恐怖だったことか。
この威圧に耐えられるのか、僕は不安を感じていた。セレナがサービスキープし5-4。
大丈夫か、この雰囲気にのまれてしまったのか。
だが、なおみさんの心は強かった。
なおみさんの心の炎はセレナの威圧や観客のブーイングをも燃やしてしまうほど、強くて美しく燃えていた!
なおみさんの最後のサービスゲームは素晴らしかった。40-30、あと1つ
なおみさんが 勝った! 勝った! 勝った!
~抜粋終わり~
なるほど…。
硬式の審判はゲームペナルティを与える権限もあるんですね。
両選手、とても複雑な心境になったのでしょうが、一流選手になるには感情もコントロール出来なくてはいけませんね。
今回の件は色々物議をかもしていますが、 大阪なおみ選手の強さや謙虚さが世界中に知れ渡り、とてもファンが増えているそうです。
なにはともあれ、日本人初グランドスラム制覇!!嬉しい限りです!
安芸からも広島県各オープン大会のグランドスラム達成者が出る事を期待しています(*≧∀≦*)
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