ラケットの規格豆知識 その1
- akistc1
- 2018年10月3日
- 読了時間: 4分
今回のブログはラケットについて。
まずはじめに、上級者ラケットと初級用ラケットの違いについて。
安芸に限らず、初心者の子はまず初級用のラケットを選ぶように進められます。
仮に、技術が未熟な子や初心者がバリバリの上級者用ラケットを使うとどうなるのか?
少し調べてみました。
するとどうなるかと言うと…
『肩や肘、手首を痛める可能性があります。』
一番は技術とラケットレベルがきっちりかみ合っていないときに起こります。
基本的に上級向けのラケットは硬く出来ており、またスイートスポットも小さいため、スポットを外して打球する場合、衝撃が体に来やすくなってしまい、故障の原因にもなってしまうようです。
さらにもう一つ。
『力がないのに硬すぎるラケットを使って「ボールが飛ばない」というケースが発生します。』
メーカー広告通り凄い球が打てるラケットに、よく飛ぶガットを組み合わせてばっちり、なはずが…
全く飛ばない!!と言った症状。
先出のように、上級者向けのラケットはスイートスポットが小さいので、そこで打てる技量がないと広告通りに飛ばないわけです。
以前コーチの真似をして、レーザーラッシュ9Vに35ポンドのガットを張って、どんな球が打てるのか、意気揚々と打った所…
恥ずかしいほど飛びませんでした(ノД`)
さらに、ボロン300に手を出し乱打した所、腕が疲れてもう使う気がおきません(ノД`)
ボロンじゃないと駄目と言うお父さん方、おみそれしました。
そして子供のラケットで打ってみると、まぁ楽なこと。
見栄を張ってはいけません(笑)
良いラケットに変えたのにスランプに陥ってしまう子は、こんな所にも見落としがあるのかもしれません。
なので、ラケットは子供の成長に見合った物を、コーチと相談して決めるのが良いですね(^^)
で、次にラケットの重さとグリップサイズについて。
安芸はヨネックスのラケットを使っている子が多いのでこちらで紹介。

既製品ラケットには上記のようにそれぞれ【XFL0】とか【UL1】といったメーカーのサイズがあります。
この英語表記はガット抜きのラケット重量を、そして数字はグリップサイズを基準につけられています。
ヨネックスでは全部で
【XFL】 201~215g 【UXL】 216~230g 【UL】 231~245g 【SL】 246~260g 【F】 258~272g(別注) 【B】 268~282g(別注)
の6種類の重さがあります。
規格が上がるごとに基準値でおよそ15gずつ重たくなっています。
【UL】の規格だけを見てみても、231g~245gと重量のばらつきがあります。
同じ規格のラケットでも、最大14gのバラツキが発生している為、同じラケットを2本用意したのに 何か違うと言う場合はこのバラツキによる差が考えられます。
で、数字のグリップサイズについてですが、
細
↑ 【00】 【0】 【1】 【2】 【34】(別注) 【36】(別注)
↓
太
となっています。
一般に、前衛向けラケットはグリップが太めのものが多く、後衛用ラケットは細いグリップとなるようです。
(好みもあり、そうでないといけないと言う訳ではありません)
グリップを太くしたい場合、仮に【UL1】のグリップにオーバーグリップテープを2重、3重に巻けば単純に【UL2】になるのかと言うと、必ず重量が増えてバランスが崩れてしまう為【UL2】とはなりません。
ただ、この多重巻きには他にもデメリットがあります。
テニスラケットのグリップは丸ではありません。
8角形ですね。
この8角形のグリップの角があることによって、選手はラケットの微妙な面の向きの違いを感じ取っているのです。
グリップテープをたくさん巻くと、グリップの「角の感覚」がなくなってしまいます。
グリップの角を感じ取れる限界は2枚巻きまでではないでしょうか。
そこで(`・∀・´)
ラケット重量やグリップサイズを自分好みにカスタマイズできるサービス
これが
YONEX カスタムフィト!
ミズノスペシャルチューン!
これは…
また次回ネタが無くなった時にとっておきます。
そしてガットの強さについても…
また次回にとっておきます。
安芸の子供達も自分の使っているラケットがどういう仕様なのか、一度確認しておくのもいいのではないでしょうか?
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